杉尾組

大切なこと

家づくりで一番最初にすること

家づくりを進めていく上で最初にすべきことはなんでしょうか?

・使い勝手のよい間取りを考えること!
・まずは土地探し!
・お洒落なキッチンやユニットバスを見に行きたい!
・やっぱり見た目は大事だから素敵なデザインの家に住みたい!

など、いろんなことが思いつくと思います。もちろん、どれも大切なことですが、そういった具体的な内容を決める前にやらなければならないものがあります。

 

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ライフプランの実施

ライフプラン

ここで言う「ライフプラン」とは簡単に言うと金銭面から見た「人生設計」のことです。同じような言葉でよく耳にする「資金計画」とは内容が違いますのでご注意ください。資金計画のほとんどは、住宅ローンをいくらまで借りることが出来るかという話になっています。一方、ライフプランというものは、いくら借りられていくら返せば良いという住宅ローンのことだけではなく、貯金や家計の出費、お子さまの学費や老後の費用など、今から将来にかけての人生設計やリスクのことまで考えることを言います。

「ライフプラン」を考えずに家を建ててしまうと、最悪のケースでは家を手放すことになるかもしれません。ライフプランを建てずに家を建てるということは、たとえるなら、「地図を持たずにドライブに出かけてしまうようなもの」で、やりたいことと目的地は決まっているけれど、どちらに行ったら良いか分からなくなり迷子になってしまうようなものです。旅行程度であれば笑い話にもなりますが、家づくりは一生に一度、数千万円の大きな買物です。そうならないためにも、いちばん最初にキチンと人生の地図を作ることをオススメします。

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次に「プランを考える」ことが大切

「土地も決まってないのにプランを考えるなんて順番が違うんじゃない?」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、ご安心ください、先にプランを計画する理由はしっかり存在します。

土地探し

ある日のお客様との会話です。

わたし:「どのくらいの土地をお探しですか?」
お客様:「50坪くらいです」
わたし:「どうしてそう思われるのですか?」
お客様:「そのくらいあれば足りるかなと・・・」
わたし:「では、どのくらいの広さの家が欲しいですか?」
お客様:「3LDKくらいは欲しいですねぇ」
わたし:「プランがあるのならば見せていただけませんか?」
お客様:「まだプランはないのですけど?」

 

よくある会話に聞こえますが、よく考えてみると、「プランがない」と具体的にどれくらいの土地が必要か実は分かりません。土地の大きさやカタチによって建物が建てられる広さが違うので、もしかすると気に入って買った土地にもかかわらず、建てたいと思っている家を建てることのできない土地の場合もあるのです。

 

こうなってしまうと、土地を買い換えるのか、気に入ったプランの家を諦めて小さくするかカタチを変更するしかありません。きっと、後悔することになるでしょう。そこで、まず自分の気に入った「あなたが暮らすためのあなたにピッタリの家」を考えてから土地を探すという順番が実はお勧めだったりします。

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実際の家を見てみましょう!

見学会

家づくりを考える時、もうひとつ大切なことがあります。それは、「実際の家づくりを直接見て・聞いて・感じる」ことです。つまり、現場見学会に参加するということです。雑誌やインターネットでもたくさんの情報を得ることができる時代です。でも、それだけではわからない「生の情報」を知っていただきたいのです。実際にあなたの目で見て、話しを聴いて、手で触れ、自身で五感をフル動員し体感すること。これがとても大切なことなのです。

ここで気をつけていただきたいことがあります。それは、見せるためにつくった「住宅展示場」や「モデルハウス」だけを見て、家づくりを決めないということです。ちょっとだけ考えてみて下さい。

 

・住宅展示場のように大きすぎる家を建てますか?
・住宅展示場のように豪華すぎる設備を必要としていますか?
・住宅展示場のようにスゴすぎる値段の家を求めていますか?

 

もしかしたら、「俺は展示場のような家を建てるんだ!」という方もいらっしゃるかもしれません(笑)。でも、ほとんどの方は、適切な価格で適切な大きさ、適切な仕様の家。そう、「あなたが暮らすためのあなたにピッタリの家」をお考えのはずです。そうお考えの方は、「実際に人が住む家」を見学した方が・・・。

 

ですよね?

 

もちろん、見るのは1回だけでなく、納得できるまで、何度でも足を運んでいろんな家を見てください。あなたにとって、一生に一度の大きな買い物です。後悔だけは決してして欲しくないのです。