杉尾組

私たちの想い

想い

自然素材の家づくり

今でこそ「シックハウス」という考え方が一般に浸透して、健康を考えた家づくりが当たり前になってきましたが、ひと昔前の住宅は、平気で床に塗料を塗って仕上げたものがほとんどでした。そのような家は、完成してすぐの頃は家の中の空気が目にしみたものです。どの会社も同じように仕上げていたため、当時はそれが「当たり前」だと思っていましたが、時代は変わり、今では多くの住宅会社が健康に意識し、素材に気を付けるようになりました。

想い2

私自身が自然素材の家づくりを真剣に考えることになったきっかけに、子どもがアトピー体質で、食物アレルギーもあったという経験からでした。食べるものがほとんどなく、食べることができるものと言えば、粟、稗、酒米、兎肉くらいしかありませんでした。そんなことをきっかけに、健康とは何なのか、家づくりでも「何か出来ることはないか?」と勉強し、やはり自然素材に行きつくことになったのです。

しかし、自然素材も万能ではありません。実は、自然素材でアレルギー反応を示す人もいるのです。むしろ、石油化学製品のほうが良いという場合もある。人それぞれということなのです。体の中に持っているコップがあふれた時にアレルギー症状が出る、どんどん溜まっていっていつ溢れるか分からないし、コップの大きさもどれくらいなのか分からない、もっと言えば、どんなコップなのかも分からないということなのです。

当然、いい家に住んだ方が体に良いということはありますが、そんな簡単なものではないと思っています。もし、本当に健康に暮らしたいと思うのであれば、自然に囲まれた田舎に住むことが一番なわけで、良い水、良い空気、良い食べ物、ストレスの無い環境など、そういった環境に身を置くことが一番だということは誰もが分かっていると思います。

でも、私には出来ません。インターネットやコンビニのない生活は考えられない環境に慣れてしまいました。きっと、多くの方が同じではないかと思います。仕事があり、学校があり、友達がいて、遊びがあり、生活がある。都会の方が便利だし刺激もあって面白いわけです。だから街中に住んでいるのだと思います。「健康に生きていければそれで良いわけじゃない」。だから少しでも良い家をつくって住んでもらいたいと考えています。

目に見えない大切なこと

想い3

だからというわけではありませんが、アンサンブルホームでは、見えている部分に良い素材を使用することはもちろん、見えないところにもしっかり手を掛けています。「陰陽五行」と「風水」はその1つです。お客様によってはあまり気にしない方もいますが、コストがかかる訳ではないので、勝手にやらせていただいています。少しでも幸せに暮らしてもらいたいから、昔からの知恵を家づくりに反映したいと考えています。私たちが定期的に開催している「家づくり塾」もカタチには見えないですが、とても大切な時間です。どのように家づくりを進めれば失敗しないのか。また、どのように計画すれば、家を建てた後の暮らしも安心安全なものになるのかというテーマをお伝えしています。

アンサンブルホームでは、お客様が幸せな暮らしを送って頂けるように、目に見える部分にこだわることは当たり前に、目に見えない部分やカタチにならない部分でも手を抜かず、お客様にしっかり向き合って家づくりを行ってまいります。